選曲が終わったら、次はさっそく練習のスタートです。
まずは大まかな計画を立てます。
「いつまでに、どこまで弾けるようにするか」
もちろん計画通りにいかないこともあるけれど、目標があると練習はぐっと進めやすくなります。
発表会の曲だけを最初から詰め込みすぎると、どうしても飽きてしまう。
なので最初は普段通りに、バーナムやハノン、ソルフェージュも続けながら少しずつ発表会の曲を育てていきます。
速いパッセージや難しい部分は、いきなり弾こうとせず、リズム練習をたくさんしたり、同じところを何度も繰り返したり。
「くっそー!」と思って練習していくうちに、いつの間にかできるようになっていきます。
小さいお子様にはちょっとした遊びも取り入れます。
ホワイトボードに怪獣を描いて、「5回できたら怪獣を倒せるよ!」なんて言いながら挑戦したり。
間違えると怪獣がどんどん大きくなって「やばい、食べられちゃう〜!」と盛り上がったり(笑)
時には悔しくて涙が出てしまう子もいます。
「何回やってもできない…」と落ち込む日もあります。
でも、諦めずに続けた先には必ず景色が見える。一緒に練習を重ねて仕上げていきます。
どうしても難しい場合は、少し編曲をしたり、連弾にしたり。
その人に合った形で音楽を完成させていきます。
6月の終わり頃には演奏の形が見えてきます。
ただ、早く出来上がりすぎると「飽き」が出てしまうこともあるので、最後まで新鮮な気持ちで本番を迎えられるように…そこも大切に見守っています。

本番はどうしたって緊張するものです。
「どうしたら緊張しないで済むんだろう?」私も知りたい!
私は何年、何十年とピアノを弾いてきても、人前での演奏の緊張はなくなりません😭
ただ、仕事でスタジオ演奏をしていた頃は、当日までは緊張しても、いざ弾き始めると意外と大丈夫でした。
ということはきっと、「大勢の前」で弾くことに、私は緊張しているんですね。
でもやっぱり、楽器演奏において人前で弾くことはとても大切な経験です。
自分の音、演奏、態度…そのすべてに責任を持てるようになる。
そして何より、
誰かを楽しませたい=自分も楽しい
そう気づけた瞬間、音楽はぐっと幸せなものになります。
第2部では、親子連弾や親子アンサンブル、姉妹での連弾など、心があたたかくなるステージがたくさんありました。
中にはピアノを習ったことのないお父様やお母様が勇気を出して参加してくださったり、親子アンサンブルではウクレレとピアノで演奏してくれた生徒さんもいて、音楽の楽しさや広がりを改めて感じさせてくれました。
限られた時間の中で一生懸命練習を重ね、本番でお子さまと音を合わせるその姿は、音楽を通して生まれる親子の絆そのもので、胸がいっぱいになります。
みなさんが舞台の上で輝く姿は、私にとっても忘れられない時間となりました。
そして2025年は10周年の節目として、ゲストをお迎えし、素敵な歌を披露していただきました。
また舞台を彩ってくれたお花も、いつも素敵なスタンドを作ってくださる
お花屋さんにお願いしました🌼
ここで演奏の様子をすべてお届けできないのが残念ですが、ゲスト演奏のみ、ぜひ動画をご覧ください。
(※動画は途中からの演奏となります)
歌:老沼祐貴さん ピアノ伴奏:中本文
✨これからの発表会も、みんなの音が輝く一日になりますように✨

