おさらい会の裏側 〜子どもたちだけのレコーディング体験〜

前回の記事では、教室の年末イベント「おさらい会」についてご紹介しましたが、
今回は少しだけ、その裏側のお話を。

以前、おさらい会の企画として、
子どもたちだけでクリスマスソングをレコーディングする取り組みをしていました。

使用ソフトは Logic。
曲が決まったら、まず最初に行うのは「構成作り」です。

一人ひとりの声がきちんと聞こえる場所を作ること、
そして、その子に合った役割を考えること。

どうすればみんなが自然に参加できるか。
そのアレンジを考える時間も、とても大切な工程です。

構成がある程度見えてきたら、打ち込みスタート。
ただこれは毎回なのですが、
作業を進めているうちに構成が変わることもよくあります(笑)。

子どもたちが乗りやすいリズムを意識してトラックを作り、
ベース、ピアノ、ギター、ストリングスなどを重ねながら、
少しずつ音に厚みを持たせていきます。

木琴等も、生の楽器が入れられそうな部分は、
できるだけ子どもたち自身に演奏してもらえるように意識してアレンジしています。

そして最後に、私の声でガイドボーカルを録音。
オケとは別トラックにして2本のリージョンを用意し、
いよいよ子どもたちのレコーディングです。

一人ずつマイクの前に立って歌ってもらいます。

音程が多少ずれていてもまったく問題ありません。
むしろ、みんなの声が重なった響きには、
毎回ちょっと感動してしまいます。

中には「歌うのはちょっと恥ずかしい…」という子もいます。
そんな時は無理に歌わせず、
笛やパーカッションなど別の形で参加してもらいます。
下に貼った音源の中でピッと聞こえるのが笛の音です。
生徒さんも楽しそうに吹いてくれました。

さらに最後には、それぞれ一言コメントも録音します。

来年の目標でも、今年の思い出でも、
お父さんお母さんへの感謝の言葉でもOK。

合唱の中では自分の声は埋もれてしまいますが、
この「一言」は一人だけの声なので、
とても印象に残る大切なパートになります。

録音が終わったら、次は動画撮影。

ジャンプしたり、寝転がったり、仮装したり…
子どもたちは本当に自由です(笑)。

その中からかわいいカットや面白いカットを選び、
全員が同じ秒数ずつ映るよう計算して編集します。
動画編集は iMovie を使っています。

そして最後にYouTubeへアップ。

クリスマス公開を目指しているので、
この時期は毎年かなり必死に作っています。
来年の準備や事務作業も重なり、年末はいつもバタバタです。

でも完成した動画を見ると、
「やっぱりやってよかったな」と思えるんです。
みんな本当にかわいくて、音楽としてもしっかり形になり、
ちょっとした作品のように仕上がります。
ただ、編集の負担も大きいため、
今年はこの形式はお休みしています。

またタイミングが合えば再開したいと思っていますが、
無理のないペースでやっていく予定です。

もちろん、おさらい会自体はこれからも毎年続けていきます。
音楽の成長の記録としても、大切にしていきたいイベントのひとつです。

2024年度にレコーディングした音源です。
YouTubeは個人情報の関係で掲載できませんが、
音源がありますので、ぜひお聴きください。

今回は、いつも行っているミックスに加えて、
マスタリングにも挑戦してみました。
以前より音がまとまり、聴きやすくなったように感じています。

こうして少しずつアップデートしていく過程は、
私自身にとっても大きな学びになっています。

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