実は私自身、子どもの頃は
音符を読むことに結構苦労した記憶があります。
昔の楽譜を見返すと、
間違った書き込みだらけの譜面が出てきて、
思わず「おいおい…」とツッコミたくなります(笑)
さらに苦い思い出もあって、
聴音(音を聴いて譜面に書く)の時間、何度聴いても訳がわからず、
消しゴムで消しまくっていたら
五線紙の線まで消えてしまったこともありました。
それを先生に見せに行くとき、
長靴の靴擦れは痛いし、
先生はちょっと怖いし、、
よく頑張ったな〜私😄
でも、不思議なもので、
諦めずに続けているうちに
少しずつ耳と音符がつながってきました。
そうなると、
ソルフェージュ(音符を読んで歌うこと)も、
聴音(音を聴いて書くこと)も、
いつの間にか得意になっていました。

保護者の方からもよく、
「楽譜を見て弾けないんです…」
というご相談をいただきます。
わかります。
私も、いわゆる耳先行タイプでした。
近所のピアノが上手なお姉さんに
ショパンの「雨だれ」を弾いてもらって、
なんとなく真似して弾いていた記憶があります。
でもそれは楽譜を理解していたわけではなく、
完全に耳頼り。
そうなると細かい部分が曖昧だったり、
曲の理解が浅くなってしまったり、
どこか不安定な感覚で弾いていたと思います。
譜面と耳がつながるまでの道のりは、
私自身、正直長かったと思います。
でもこれは本当に個人差があります。
続けていると、
それぞれのタイミングで
“パチッとつながる瞬間”が来るんですよね。
今は自分の経験があるからこそ、
それを実感としてお話しできます。
だから生徒さんたちにも、
どうか諦めてほしくないなと思っています。
ただ、無理強いはしたくありません。
焦りすぎて苦手意識を持ってしまうのは
とてももったいないですからね。
最近はAIやテクノロジーの発達で、
楽譜が読めなくても音楽を楽しめる方法は
たくさんあります。
それも素敵なことだと思います。
でもやっぱり、
自分の力で楽譜が読めることは大きな財産
だと私は思っています。
音楽の世界がぐっと広がりますし、
演奏の楽しさもより深くなります。
「分からない」が「分かる」に、
「できない」が「できた」に変わる経験を、
少しずつ積み重ねてほしい。
レベルアップのきっかけになれたら
嬉しいです。
一気にできるようになる必要はありません。
その子のペースで、少しずつ。
子供のうちに、たくさんの点を作って、
成長とともに点と点が徐々につながっていく。
それを一緒に見守っていけたらと思っています。


